SEO対策の推移|検索エンジン、グーグルの進化と人間の頭脳勝負

  • 2017年11月3日
  • 2019年9月11日
  • SEO対策
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下記の記事で書いたように、私がアフィリエイトを始めた頃の2006年では、まだグーグル、ヤフーなどの検索エンジンもそこまで頭が良いわけではありませんでした。

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そのため、ちょっと悪意のある手法であっても上位表示させてしまうことが可能でした。

もちろん私が悪意を持ったとしても私なんかに出来るほど簡単ではありませんけどね。

SEO対策は攻略されていた

2006年あたりでは、透明な文字でのキーワード連発や、ソース内でのキーワード連発、強調文字連発に、タイトルのみが充実していて中身の薄いサイトも多くありました。

これらは全て、「対機械」という観点からのSEO対策でした。

1つのページにキーワードが連発されているということは、それだけの回数、そのキーワードについて書かれていると考えることが出来ますよね。

例えば、「デイトレ、デイトレ、デイトレ」と書けば、「このページ内には3回デイトレについて書かれている」と機械は認識します。

3回なのは例ですよ。実際には100回200回と連発されているわけです。

ただ、それを見える文字で書いていては、訪問した人からしても「なんのこっちゃ?」ということになり、気味も悪いのですぐに立ち去ってしまいますよね。

ですから透明な文字で書くわけです。

透明な文字は簡単ですよ。背景色と同じ色で書けば同化してしまい、人の目には見えませんからね。もちろんドラッグすることで浮き出てきますが、そんなことはなかなかしないでしょう。

そして上記例のように200回もデイトレというキーワードが連発されていれば、「このサイトはデイトレという言葉が200回も使われるほどデイトレについて詳しく書いてあるんだ」

という結論に限りなく近付いていってしまっていたのです。

結果として「デイトレを解説する良いサイトはここだ!」

となって上位表示されるようになってしまっていたわけです。

つまり当時では、人間向け(ユーザー向け)ではなく機械向け(検索エンジン向け)。もっと言えば人間目線ではなく機械目線、機械が好む方法だけがSEO対策だったのです。

そのため、特にアダルトサイトなどでは、検索上位にあるようなページでも、に行った瞬間にウイルス感染や、ワンクリック詐欺(懐かしいですね)などが横行していたのです。

タイトルの充実でも騙せた

今でこそワードプレスにおいてこのように小見出し(h2タグ、h3タグと呼ばれる)をつけて文章を段落で区切る文章がメインになっていますが、当時はタイトル1つで文章という形が主流でした。

そうなると、検索した際、どのページに行こうかな?という目安はタイトルに限られます。

追記のサイト説明文もありますが、やはりなんと言ってもタイトルに目が行きますよね。

そこで・・・

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こんなタイトルにしておきながら、行ってみたら単なる詐欺サイトであったり、外部リンクばかりだったということも多かったです。

あまりこういうのは書きたくないのですが、それの主たるものがまさにアダルトサイトです。

検索内容は想像してもらうとして、それを期待して行ってみたものの、結局は観ることが出来ずに外部に飛ばされる外部リンクばかり・・・という経験ありますよね。

これはいわゆるサテライトサイトのような意味を持っている可能性もあります。

もしくはそのサイトがアフィリエイトを運営しているかも知れませんね。

サテライトサイトとは、メインにしているサイトに飛ばすために生成されたサイトのことを言います。

そういうサイトであっても、タイトルはやっぱり・・・「〇〇 △△が見えた画像」などと思わせぶりなタイトルになっていますよね。

あぁ、また引っかかった・・・というくらいタイトルに騙されるわけですが、それはまさにタイトル詐欺。

そしてこのタイトル詐欺こそ当時のSEO対策として有効でした。

現在でもタイトルを最重視することがSEO対策において重要です。

ただ、当時のそれとは全く意味が違います。

検索エンジン(グーグル)の驚くべき進化

AIなどが世界中で猛威を振るっているように、機械、人工知能は驚くべき速度で進化しています。

検索エンジンにしても、もはやタイトル詐欺は通用しないと言われています。

タイトルが最も重要になることは確かなのですが、それは人間向けという点で重要なのです。

検索エンジンにてある程度上位に表示された時、タイトルというのは店頭に並んだ商品と同じ意味を持ちます。

タイトルを見てもらい、それを見たい!と思ってもらえるかどうかが勝負なのです。

ですから、機械向けではなく、あくまでユーザー、人間目線で書く必要性が強いです。

そして機械の方もそれを理解しつつある、と言いますかかなりの部分で理解出来るようになっているそうです。

ですから、タイトルがものすごく魅力的であった時

  • 中身が本当にタイトルとマッチしているか
  • 中身がペラペラペラオではないか
  • 充実した情報があるか

これらをきちんと理解して上位表示するブログ、サイトを決めてくるそうです。

ですから、中身のないタイトルは誇大広告扱いされ、上位には表示されないようです。

また、1~10番目の検索順位だと、大体の人の目に留まります。もちろん1~3番目くらいがベストですが、4~10番目でもノーチャンスではありません。

人の目には触れるわけですので、そこで人間向けのアピールタイトルが書けていれば、それは素晴らしいSEO対策として機能することでしょう。

まとめ

SEO対策には明確な正解はなく、今現在でうまく上位表示されていたとしても、またいつ大きな変化が起こるかもわかりません。

そういう意味では今後も人間と検索エンジンとの頭脳勝負は続いていくことでしょう。

そしてその勝負に勝たない限りアフィリエイターとしての成功はないでしょう。

上位表示されるまでの間は、ポイントサイトや自己アフィリエイトで稼げるだけ稼いでおきましょう。

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お付き合いありがとうございました。

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